* 読書

うなぎに倚りかかる

前回のブログで、体が不調に陥るとネガティブマインドがもれなく付いてきて、きまって “健康の味” について考えさせられることになる…というお話をしたのですが、不調でなくてもそれを痛感するシチュエーションがもう一つあります。 それは「定期検診で順番…

モヤモヤと健康の味を考える

長年人間をしていると、人生とは “心身をいかに健全に保つことができるか” というゲームなのではないかと思うことがあります。 例えば、前日の夜は絶好調…とまではいかなくても、体調もまぁまぁいい感じな流れで “よしっ!明日は好きなあの本を読んで、気に…

恐怖政治の末路やいかに

お盆休みに小学校の同級生4人と久々の再会をしてしゃべり倒し、各々の記憶力の良し悪しが面白かった話を前々回のブログでしたのですが、その時に30年以上前のとある事件?について、怒りをぶちまけたTさんの剣幕がけっこうな衝撃でした。 今なら絶対アウトで…

卒アルを撮り直したい

数年前、アメリカの心理学者が “卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学” という本を出版し、その内容を紹介していたテレビ番組を観て衝撃を受けた記憶があります。 確か大学の卒業アルバム写真を集めて、口角の上がり具合などから笑顔を点数化し、彼らのそ…

記憶力の神秘

タオルケットをお腹にかけられ、真剣な眼差しで写っている生後2ヶ月の赤ちゃんの写真を見て、 「この時のこと、はっきり覚えてるんだよね~」 と初めて告白したのは幼稚園の頃だったと思います。素っ裸で寝かされている私に、母がタオルケットをぽんっとお…

されど読書感想文

前回の記事でセミとウグイスの鳴き声で朝を迎える…などと悠長に話していたのも束の間、最近ではセミ100%のあまりのうるささに叩き起こされ、窓を開けて寝てしまった今朝にいたっては、頭上の網戸にへばりついたその張り切りすぎの声のおかげで、ライブハウ…

人生の勝ち組について思うこと

愛知県の都会でもなくド田舎でもない住宅街に住んでいるのですが、ほんの数日前まで、朝起きると北側からはセミ、南側からはウグイスの可愛い鳴き声が聞こえてくるという、何だかシュールな音の交錯を楽しんでいました。 皆さんのブログを読んでいると、自然…

前世で何があったのか

“永遠のお別れ” 的なものに、小さい頃から異常なくらい執着している自分がいます。それこそ前世というものがあるとしたら、いったい何があって誰と別れたんだろう・・・なんて真面目に考えてしまうほど 笑 幼稚園の頃に読んでもらった「泣いた赤鬼」の結末に…

手書きはやっぱり凄かった

今から45年ほど前の1978年に出版された、井上ひさし氏の「十二人の手紙」という本を読みました。12の短篇が基本的には手紙形式で構成されていて、ミステリー要素やどんでん返しなんかもあり、今も売れ続けているというのも納得の作品でした。 その余韻も冷…

違和感の正体は何なのか?

例えば海外に一人で降り立った時、尋常じゃないレベルで周囲に対する “嗅覚のアンテナ” みたいなものをフル稼働させている “鋭敏な私” が現れるのですが、そんな必死な自分が嫌いじゃなかったりします。笑 それは複雑な人間関係で成り立つ日本にいても、きっ…

できれば “ご機嫌な人” でいたい

毎日毎日、次から次へと入ってくる新しい情報の大部分が素通りしていくなかで、脳内に留まって事あるごとに存在感を見せつけてくるフレーズがあります。 『 自分の機嫌は自分でとる 』 この言葉を思う時、なぜか大好きな街であるカナダのバンクーバーを思い…

“生きるヒント”はたくさんある

4月12日の中日新聞第一面に「戦場の現実 詠む防人」と題して、ウクライナ軍大尉の男性が戦場で詠んだという、ウクライナ語の俳句が掲載されていました。 男性は各地を転戦する極限状態の中で、自ら撮った写真から着想を得て詠んでいるとかで、「戦友や自分…

シミュレーションとシュミレーション

先日、テレビ番組に出演されているのを何気なく見たからか、歌人の俵万智さんの本を初めて手にしました。 還暦を迎えた俵さんが、三十代の頃に綴ったエッセイ集『101個目のレモン』は、あらゆる物事に対する彼女の思いが凝縮された、とても面白い一冊だった…

今昔ブラック校則物語

WBCロスがなかなか止まらずに困っています。 大谷選手を筆頭に侍ジャパンのチーム全員がもれなく魅力的だったのは周知の事実ですが、その中でもダルビッシュ投手の人格者ぶりに何だかものすごく感動してしまいました。メジャーリーグに行く前の、少しとがっ…

小さな幸せを見つけられる才能

餃子が食べられることに、尋常じゃないテンションで喜び勇む子供たちのCMを何気なく見ていたら、その高いテンションとは対照的なノスタルジックな気持ちになった自分に・・・動揺しました。笑 晩ごはんのおかずが餃子とわかって、全力疾走して踊り始めるテン…

神様ポイントはある気がする

皆さんは科学を信じますか? 科捜研の榊マリコさんから叱られそうな言葉を発してしまいましたが 笑、科学では説明できないことが世の中にはたくさん存在する・・・というのが私の見解です。 もう15年以上前の話になりますが、いつも元気いっぱいだった伯母が…

自分のために泣いてくれる人

何気なく見ていたテレビのトーク番組で、広末涼子さんがポロっと言われていた言葉がとても印象に残っています。 「家族とかでもないのに、自分のために泣いてくれる人がいる私って “最強” って思いました…」 彼女が苦しい状況に立たされていた高校時代に、友…

脳の回路が開通する感覚

皆さんは、「脳内革命」という名の本をご存じですか? 今から25年以上前のことですが、医学博士である春山茂雄氏の著書で大ベストセラーになり、“脳内モルヒネ” なんていう強烈な言葉もインパクトを残しましたよね! なぁんて、当時はまだ生まれていない方や…

ユーモアは世界を救う⁉

『ユーモアのある人が好きです』 博多華丸大吉さんの漫才みたいな始まりになってしまいましたが(笑)、ここ数年でしょうか・・・老若男女問わず、この人好きだなぁと思った人の共通点が、この “ユーモアのセンス” がとても素敵な人達だったような気がします…

死別から立ち直りたい

生老病死は、人生において誰もが免れることができない四つの苦悩であり、そして人間の致死率は100%であることも、頭の中では昔も今も理解しているつもりです。 重たい書き出しになってしまいましたが、以前から時々ふれている父親との死別から1年半近く…

芸術と出会いのタイミングについて

「仏像って、官能的でさえあるんですよ」 以前に秘書として働いていた時、当時65歳だった上司に言われた今でも忘れられない言葉です。 (ぶ、ぶつぞうって…しかも官能的って、、、!?) そんな心の声がバレてしまったのか、 「まぁでもその若さじゃぁ、まだ…

中年体育という言葉に反応してしまう

あけまして、おめでとうございます。 あっという間に4日になってしまいましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は何だかんだで平穏な日々を過ごしております。 とはいえ、年末年始は読書から離れていたこともあり、今年の記念すべき1冊目は何を読も…

年末一人会議の結果報告

今年もいよいよ残りわずかになってきましたが、いかがお過ごしでしょうか? 今日は帰省ラッシュのピークのようですね。 かくいう私は、久々に学生時代の集まり等が計画されていたのですが、コロナの猛威で中止になってしまい、結局ほとんど出かけることはな…

人生は諸行無常だと実感

世間はクリスマスで盛り上がっていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?今年は豪雪による被害が各地で出ているようで、自然の猛威に大変な思いをしている方もいらっしゃるかもしれません。 そんな私は、前々回に「人生で一番幸せだった日」なんていう…

『大人になったら淋しくなった』に思うこと

「三つ子の魂百まで」とは有名なことわざであり、実感することも多々あると思います。 公私で言えば、三つ子が“私側”だとすれば、社会人を“公側”として、 「社会人三年目の魂も百まで」と造語までして追加したくなるのは私だけでしょうか。笑 私自身のあの頃…

“笑いの力”の凄まじさを実感

皆さんは、笑いの凄さを実感したことがありますか? 数年前、東京へ行った日を境に、私の人生観が大きく変わることになりました・・・ と、相変わらず大げさな物言いになってしまいましたが(笑) それは “ルミネtheよしもと” との記念すべき出会いの日にな…

親孝行をするということ。

皆さんは親孝行ってどんなイメージがありますか? お金を援助する、食事をごちそうする、プレゼントを贈る、元気な顔をみせる…あるいは結婚することや孫の顔を見せること、なんていう方もいらっしゃるかもしれません。 まさに正解も不正解もない、100人いた…

“すり切れるまで愛用”している言葉、持っていますか?

皆さんは人生を送る上で大切にしている言葉や、支えられている言葉を持っていますか?後述する五木寛之さんの言葉を借りれば “すり切れるまで愛用” しているような言葉。 私自身はどちらかといえば、すり切れるほど愛用したCD=音楽の方に支えられてきた感が…

10年日記は面白い!?

皆さんは10年日記をご存じですか? ブログも日記の一つではありますが、これとは別に紙またはデジタルベースの完全パーソナルな日記をつけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ブログを始めてまだ数日の私ではありますが、紙ベースでの日記歴はか…

裁判を傍聴すると…何かが変わる?

皆さんは人生で可能な限り経験したくないことって何がありますか? 私はその一つが “裁判の当事者になること” です。法律を学んでいた大学時代にレポート試験の一環として、刑事と民事それぞれ一回ずつ裁判を傍聴したことがあるのですが・・・それはもう貴重…