愛車と会話をする
「スイくん!今日もよろしくね!!」
「スイくん!今日もありがとうね!!」
スイくんとは、私の二代目の愛車、スイフトのことです♡
乗り込んだ時、そして出る時に無意識に声をかけ続けること早16年、何とかゴールド免許を保持している私ですが、車がないと不便な町に住む人間にとって、車と仲良くすることは、人間関係と同じくらい大切なことであると私は考えています。笑
そもそもの始まりは、自ら購入した新車を初めて運転した日、嬉しさ半面、緊張と恐怖で、藁にもすがる思いで話しかけたことだと記憶していますが、いつの間にか癖となり、現在に至っております。
これが不思議なことに、彼(何となく男⁉☺)と意思疎通ができているのではないかと感じることがあるのです。
なぁんて言うとちょっと引かれてしまいそうですが、自分の目の前の車が、いわゆるネズミ捕りや一時停止違反で捕まったことも一度や二度ではありませんし、奇跡的に急ブレーキが間にあったり……何度も、助けられた!!としか思えない瞬間があったからです。
信じるか、信じないかは・・・あなた次第です。(笑)
が、大の車愛好家でいらっしゃる作家の五木寛之さんも、車が言葉を理解しているのではないかと感じた事が色々あったとかで、ガタがきはじめた車に、そろそろ買い替えようかなぁ…みたいな事をつぶやくと、一旦回復する…とか、
知人の方に至っては、乗りつぶしてきた愛車が愛おしすぎて、なかなか買い替えができずに悩んでいたところ、誰にも何にも危害を与えない形で衝突をしてしまい、結果、廃車せざるを得なくなり、それが自ら別れを告げて、乗り換えを促してくれたとしか思えない…と感じたとか・・・涙腺が緩んできそうなエピソードをエッセイに書いていらっしゃいます。
ただ、怖すぎて題名も思い出せないのですが、愛車と相思相愛になりすぎた持ち主が、最終的に車に殺される…という、同じく五木さんのホラー小説も読んでしまった時は、正直、背筋がちょっとだけ寒くなりましたが・・・
ということで、
「近すぎず遠すぎず、しかしリスペクトは忘れずに、程よい距離感を保つ」
をモットーに、今日もスイくんを走らせます。
何だか人間関係みたいですよね。
さて皆さんの車は……しゃべりますか?